ニ細胞間のシナプス伝達

其の人を知らざれば、其の友を見よ。   孔子

私たちは、2つの神経細胞間における情報伝達の様子と、それを支える神経メカニズムの解明を目指します。例えば、動物の心理状態によってシナプス伝達効率は変化するのでしょうか。これを解明するためには、出力する「前」神経細胞の活動と、それを受ける「後」神経細胞の活動を同時に記録する必要があります。神経細胞の活動を調べるためには、細胞内記録法が適しています。この方法により、膜電位応答を詳細に計測することが出来ます。また細胞内に色素を注入する事が出来るので、染まった細胞の形態から記録した神経細胞の種類を識別できるという利点があります。行動中の動物の脳内から複数の神経細胞の活動を同時にかつ安定的に記録することは容易ではありませんが、現在私たちはこれを可能にする記録システムを構築中です。